相続問題の専門知識

遺産の名義変更

有価証券について

有価証券とは

有価証券とは、財産上の権利を表章した証券であって、その権利の移転及び行使に当該証券が必要になるものを指します。 具体的には、株式、投資信託、国債、社債などが有価証券に含まれます。ここでは代表的な株式・投資信託を例に説明します。

株式・投資信託についても、預貯金の解約手続きと同様、(1)遺言があるかないか、(2)遺言がある場合、遺言執行者がいるかいないか、によって手続きが異なりますが、基本的な手続きの流れとしては、前項の預貯金の解約手続きの場合と同様です。

  1. 遺言がない場合:相続人全員で遺産分割協議書を作成したうえで、原則として相続人全員で手続きを行う必要があります。
  2. 遺言があり、遺言執行者がいる場合:遺言執行者が、遺言に基づいて手続きを行う必要があります。
  3. 遺言があり、遺言執行者がいない場合:遺言により、有価証券を取得する相続人または受遺者が手続きを行う必要があります。

詳しくは、「具体的な預貯金の解約手続き」をご覧下さい。

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この記事の執筆
弁護士法人朝日中央総合法律事務所
弁護士法人朝日中央綜合法律事務所は遺産分割紛争、遺留分紛争、遺言無効紛争などの相続紛争の解決実績は2018年以降、1,695件(内訳:遺産分割紛争635件、遺留分紛争89件、その他遺産相続紛争971件)にのぼり、多くの依頼者から信頼を獲得しています。