解決例
第1 遺産分割案で当事者間にはなはだしい対立のあった事例
事例22 相続分の譲渡を受けた後に調停に代わる審判で解決に至ったケース
相続関係
夫が逝去、相続人は妻と8名の義兄弟姉妹。
相談者は妻、相手方は義兄弟姉妹のうちの1名。
財産の内容
不動産
250万円
金融資産
1,500万円
相談内容
主人が亡くなってから久々に主人の兄弟と連絡を取りました。7人は自身の相続分は要らない、私に譲るといっていましたが、相手方には内容証明を送っても全く反応がなく、相手方の家族に連絡をしましたが、関わりたくないと言われてしまい、困り果てています。
結果
まず、7人の相続人から相続分の譲渡を正式に受領し、それを前提に調停を申し立てました。相手方は出頭の見込みすら立たなかったため、「調停に代わる審判」での早期解決を求め、
結果として、
(1)全ての遺産を当方が取得し
(2)相手方に約55万円の代償金を支払うという審判が出るに至りました。