解決例
第1 遺産分割案で当事者間にはなはだしい対立のあった事例
事例26 意思疎通が困難である相手方との調停が成就したケース
相続関係
母が逝去、相続人は兄弟姉妹4名。相談者(長男・長女・二女)と相手方(二男)。
財産の内容
不動産
420万円
金融資産
1,100万円
相談内容
相手方(二男)は法を犯し刑務所に入っていましたが、出所後全く連絡が着かない状況でした。時折相手方から連絡が来るときもありましたが、「現金が要る。早くここに振り込んでくれ。」など一方的で、話が全くつきませんでした。
結果
当方は相手方との任意交渉を早急に見切りをつけ、直ちに調停を申し立てました。
相手方は出頭しない期日もありましたが、当方の主導で進めて行き、
結果として、
(1)当方3人で不動産を均等に共有する。
(2)金融資産も当方3名で均等に配分取得する。
(3)当方3人が連帯して相手方に380万円を支払う。
という調停が成立しました。