解決例

第5 その他の相続争いの事例

事例7 生前に立て替えていた費用の償還を求めたケース

事例7 生前に立て替えていた費用の償還を求めたケースのアイキャッチ画像

相続関係

被相続人は相談者の従姉妹、相続人は被相続人の甥姪。

財産の内容

不動産

1,400万円

金融資産

5,000万円

相談内容

生前、従姉妹からは身寄りも相続人もいないと聞いていたので、晩年の御世話は私が全てしていました。
逝去して遺言書もなかったようなので特別縁故者の申立てを考えていた矢先、従弟に相続人がいる事が判明しました。
私は今まで従姉妹のために日用品や自宅のリフォーム代、病院費用等を立て替えていたので、その実費程度は支払ってくれないかと相談しましたが、相続手続きが完了した相手方は1円も支払うつもりはないと言って聞く耳を持ちませんでした。

結果

当方は、生前、従姉妹と相談者との間には、黙示の準委任契約が締結されていたとして、実費費用にかかる費用償還を求めて訴えを提起しました。
結果として、立替え費用の一部を支払うという和解が成立しました。